公開: 2026-04-24
賃貸マンション1階に店舗があるとうるさい?実体験から学ぶ5つのリスク
「気になる賃貸物件を見つけたけど、1階に飲食店が入っている…本当に大丈夫?」 SUUMO や HOME'S で物件を探しているとよく出会うこのパターン。
結論から言うと、1階に店舗が入っているマンション・アパートは、生活上のリスクが平均より高めです。 ただし物件や業態によって差が大きく、一概に「やめとけ」とも言えません。
この記事では、実際に1階店舗ありの物件に住んだ筆者の経験と、 ネット上で集められる複数の体験談をもとに、5つの代表的リスクを整理します。
リスク1. 騒音
最も多く挙がる不満です。具体的には以下のパターン。
- 深夜の酔客:バー・居酒屋が1階にあると、終電後の大声が定期的に響く
- 早朝の搬入:コンビニ・スーパーは朝5〜7時に配送トラックが来る
- 換気扇・冷蔵庫のモーター音:業務用は家庭用の数倍うるさい
- BGM の低音:重低音は壁越しに伝わりやすく、特に夜間は目立つ
💡 ワンポイント 築古マンションほど防音性能が低いため、同じ1階店舗でも築年数による差が大きい。 築10年以内の物件なら RC 造で多少マシ、築30年以上の軽量鉄骨・木造はほぼ直撃。
リスク2. 臭い
意外と見落とされがちですが、生活の質に直接響きます。
- 焼肉・焼き鳥・ラーメン店:換気ダクトが上に抜けていると、洗濯物に油煙の臭いがつく
- 中華料理・インド料理:スパイスの匂いは壁や布にも染み込む
- 居酒屋:タバコの臭い(喫煙所がある店舗の場合)
臭いは「音」と違って窓を閉めても完全には防げない。 換気経路(共用廊下・ダクト・窓の位置)を内見時に必ず確認しましょう。
リスク3. 害虫
飲食店・コンビニの1階物件で最大級のリスクがこれ。
- ゴキブリ:生ゴミの発生源が建物内にあるため、どんなに気をつけても出る
- ネズミ:特に駅近の古いビルに多い
- コバエ・ショウジョウバエ:夏場の悩みの種
建物としての定期駆除を管理会社がやっているかは、契約前に必ず確認してください。
リスク4. 治安・プライバシー
1階店舗ありの物件は、住居エントランスが店舗と共用になっているケースが多い。
- 不特定多数の人が出入り → オートロックの意味が薄れる
- 店舗の客が誤って住居側のエレベーターに乗る
- 女性の一人暮らしだと顔を覚えられるストレス
特にコンビニやコインランドリー併設は要注意。24時間人の出入りがあるため、 夜間に住居側の共用部で人とすれ違うことが増えます。
リスク5. 家賃の割高感(の裏返し)
一方で、1階店舗ありの物件は 相場より家賃が安いことが多いのが救い。
- 人気エリアでも3000円〜1万円/月の割引が効いている
- 「うるさくても安ければOK」と割り切れる人には好条件
- 短期間の住まい(転勤・学生)ならコスパ高い
「何年住むか」「在宅時間の長さ」で許容度が変わります。
内見時にチェックすべき5つのポイント
実際に物件を見に行ったらこの順番で確認を。
✅ チェックリスト
1. 1階テナントの営業時間 → 24時間営業(コンビニ・ランドリー)は深夜リスク大
2. 換気ダクトの向き → 建物の裏側 or 屋上に抜けているか? 道路側なら匂いは入らない
3. エントランスの共用範囲 → 住居用エントランスが独立しているか? 共通なら治安▽
4. 防音性能 → 内見時に耳を澄ませる。店舗営業中の時間帯を狙って行くのがベスト
5. 入居者構成 → 他の部屋の表札、郵便受けの状態で「単身 / ファミリー / 法人」を確認
そもそも1階に店舗があるか調べる方法
「気になる物件は何階にある?」は住所から5秒で確認できます。
Google Maps のデータをもとに、半径20m以内の店舗を自動リスト化。 飲食店・コンビニ・ランドリーなどをジャンル別に判定します。
まとめ:1階店舗は「見極めれば」OK
1階に店舗がある賃貸物件は、すべてがダメではありません。
- 短期間の住まい
- 在宅時間が短い単身者
- 家賃を抑えたい
- 1階テナントが 美容院・クリニック など静かな業態
…なら、むしろ 立地のわりに安い掘り出し物 のケースもあります。
一方で、長期居住・在宅勤務・子育てを予定しているなら、 1階に 飲食店・コンビニ・ランドリー が入っている物件は避けた方が無難です。
最終的には内見と現地確認がすべて。 事前の「一階大丈夫?」チェックと合わせて、後悔のない物件選びを。
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本記事は一般論の解説であり、特定の物件・業態を断定するものではありません。 物件選定の際は、必ず不動産会社・現地での確認を行ってください。